JALのクラスJの違いを徹底解説 | 料金やマイル、サービスのエコノミークラス(普通席)との違いを比較

JAL国内線クラスJ搭乗記タイトル

JAL国内線のクラスJの違いとは?

エコノミーシートよりも料金が高く、そして人気が高いクラスJシートの料金やマイル、シートや機内サービスの違いを普通席と比較しよう。

普通席の料金に+1,000円の差額でアップグレードできるクラスJは評判が良い。普通席と比較して広い座席(シート)が特徴で、ドリンクサービスの際には、JALのCAさんに名前で呼ばれるというVIP待遇も人気の秘密だ。

僕の友人曰く、クラスJの予約に必要な+1,000円の料金差額は…

「世界で一番素敵な1,000円の使い方」

と言い切れるそうだ。

そんなクラスJはJAL国内線の中では普通席とファーストクラスの中間の位置づけとなり、運航機材にもよるが国内線の様々な路線に配備されている。ビジネス路線の羽田-大阪間はもちろん、沖縄などのリゾート路線も家族連れの利用で賑わいをみせている。

1,000円高い差額を払ってもクラスJの評価や評判が高いのはなぜだろうか?

今回は実際に子連れの家族旅行で久々にJALを選んだ。そのサービスや料金、そしてマイルの積算やメリットを普通席と比較してクラスJの搭乗記を書こう。

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JALのクラスJの違いとは?優先搭乗はある?料金やサービス、普通席との違い、シートやアップグレード

JAL国内線で評判の高いクラスJというシート。普通席とは違い、料金やマイル・サービスがワンランク上になっている。

ビジネスマンから家族連れの旅行客にまで、その評判や評価は非常に高く人気の国内線クラスといえよう。

JALの公式サイトにはクラスJについて以下のような記載がある。

手軽に味わう上質なくつろぎを。快適さにこだわる方へお楽しみ頂きたいクラスJ
「もっと気軽にくつろぎの空間を、より多くのお客さまにお楽しみ頂きたい。」をコンセプトに生まれたクラスです。

JALの国内線ではファーストクラスと普通席(エコノミ―クラス)のちょうど中間に位置するクラスJは、ある意味で国内線のビジネスクラス的な役割を担う。

上記のJAL公式サイトの記述のように「快適さにこだわる方」に向けた、JALの国内線の上位クラスになる。

 

クラスJの座席(シート)を普通席と比較、幅の広さや配置に大きな違い

JAL国内線クラスJシート

普通席とクラスJを比較した場合、まず一番の違いはシートの大きさになるだろう。

クラスJのシートはエコノミークラスの座席と比較するとゆったり大きめのサイズとなっている。肘掛け(アームレスト)は幅が広いので飲み物を置くことができる。シートピッチも広めなので大人でも充分に足を伸ばすことができる。

シートが本革仕様になっているのは、近年のJALの普通席も同じだがシート自体、特に背もたれの厚みが全然違うので座り心地には大きな差が存在する。

 普通席クラスJファーストクラス
シートピッチ79㎝97㎝130㎝
シート幅44㎝47㎝53㎝
フットレストの有/無
ヘッドレストの有/無
上記の表はJAL国内線のファーストクラス、クラスJ、普通席のサイズの比較表になる。これを見ればクラスJの快適さがご理解いただけるだろう。

つまりクラスJのシートは普通席より全然快適だ、これは断言しよう。

 

クラスJのシートピッチは97㎝と広い

シートピッチ97㎝とクラスJは広い

クラスJのシートピッチは約97㎝、これはかなり広いピッチとなっている。

実際に僕が体験した感想としては身長180㎝の男性でも充分に足を伸ばせるサイズだった。またJAL国内線の場合、ファーストクラスが130㎝、エコノミークラスが79㎝のシートピッチになっているのでクラスJはやはりシートサイズ的にも真ん中くらいだ。

 

シート(座席)の幅サイズは約47㎝

そしてシートの幅サイズは約47㎝、アームレストが大きめなので左右に人がいてもほとんど気にならない。

機材にもよると思うが、僕が搭乗したB777 のクラスJの座席配置は2-4-2、エコノミークラスは3-3-3だったので、かなりゆとりのある設計になっていた。横一列で1人分のシートが少ない配置は快適さにかなりの影響を与えている。

 

普通席との違いはフットレストとヘッドレストにあり

普通席との違いはシートピッチや幅サイズだけではない。

クラスJはシートとしての機能そのものが普通席とは大きく異なっている。その代表的な存在にフットレストとヘッドレストが挙げられる。

・フットレスト
クラスJの大きいフットレスト

レッグレスト:リクライニングの角度を先にご調整いただいた後に、お好みに応じてレッグレストをご利用ください。

上記はクラスJのフットレスト。残念ながら電動式ではないが、それでも脚を休めるには充分な大きさになっている。ちなみに離着陸時には座席のリクライニングと同じようにノーマルポジションに戻す必要がある。

・ヘッドレスト
クラスJの大きめのヘッドレスト

ヘッドレスト:上下に調節できます。さらに両端を起こして頭にフィットさせることができます。

そして何気に心地よいのがこの大き目のヘッドレスト。JALの公式サイトの記述通り、上下に調節が可能で両端を数段階に分けて調節できる。横を向いて頭をのせても固定されるので快適に眠ることが可能だ。

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クラスJの座席にコンセントやUSBはあるのか?

今回の搭乗で僕はスマホを充電したくてコンセントやUSBを探していた。

どうにも見つからずにCAさんに聞いてみると残念ながら僕が載った機材(B777)のクラスJの座席にはコンセントやUSB電源は配備されていないとのことだった。

JALは国内線WIFIを無料で使えるだけにぜひともコンセントがほしいところ。そう思ったらJALの系列会社J-AIRの新型エンブラエル機のクラスJにはコンセントが配備されいるというニュースがあった。これからの新型機に期待大だ。

 

クラスJの料金(運賃)の違いは普通席に1,000円の差額が必要

クラスJの羽田‐那覇の料金表

クラスJの料金(運賃)は普通席に+1,000円が必要になる。

上記の画像はある日の羽田‐那覇路線の料金表になる。全ての料金体系においてクラスJは普通席よりも1,000円高く設定されている。

逆に言えば…

たった1,000円の差額でクラスJに乗ることができる。

東京から沖縄までのフライト所要時間は約2時間半、ほとんど近場の海外路線と変わらないくらい機内にいなければならない。この1,000円を高いと思うかどうかは人それぞれだが、実際に載ってい見て僕は1,000円以上の価値があると感じた。

 

幼児や赤ちゃんは無料、3歳から小児運賃がかかる

赤ちゃんや3歳未満の幼児と一緒でもクラスJなら快適に過ごせるだろう。

JAL国内線は搭乗クラスに関わらず3歳未満は無料、3歳以上は小児運賃がかかる。参考までに国際線は2歳から有料になるので覚えておこう。

 

当日アップグレードや空席待ちが可能

クラスJのシートへは当日アップグレードができる。

これはファーストクラスも同様の扱いで、空港にて座席に空きさえあれば1,000円の差額(クラスJの場合)を支払うことでアップグレードすることができる。空席待ちも同様に可能となっている。

当日アップグレード
ご搭乗日当日、出発空港にてファーストクラス、クラス Jに空席がある場合は、アップグレードを承ります。

当日アップグレード料金
ファーストクラス:+8,000円
クラス J:+1,000円

お持ちの航空券の運賃により、料金額が異なる場合があります。

出張や移動で疲れている時のちょっとした贅沢としても嬉しい仕組みといえる。例え1時間ちょっとの移動だとしても、空の旅は体に負担をかけるので寛げるに越したことはない。

 

マイルの積算:クラスJは区間マイルの10%加算

マイルについてクラスJは加算があるのだろうか?

JALの公式サイトにはマイルについてこのような記述がある。

マイル積算:フライトマイルは区間マイルの10%を加算します。
「クラス J」利用可能運賃にて、「クラス J」にご搭乗の場合、区間マイルの10%を加算します。

 

つまりクラスJは普通席よりもマイルが貯まる。

 

1,000円多く料金を支払う代わりに広めのシートでくつろげる、そしてマイルも普通席より多く貯まる。クラスJはとても夢のある座席ではないだろうか?

区間マイルはチケットの種類によるので予約時に確認しよう。一般的には普通運賃・ビジネスきっぷ・往復割引が100%加算、その他の割引運賃はマイルが引かれて加算されるようになっている。

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クラスJの違い:サービスや特典について

クラスJの機内サービスや特典について解説しよう。

クラスJには通常の国内線と同じようにドリンク(飲み物)の提供サービスがある。またシートの配置が機内の前方なので、飛行機から降りる際に早く外に出れるという利点が存在する。

またシートの配列も普通席に比べると余裕があるため、荷物を入れるキャビネットも比較的余裕を持って使用することができる。

 

優先搭乗は存在しないクラスJ

ただし、クラスJではファーストクラスで受けられる優先搭乗の特典は存在しない。JALの上級会員(JGC)でない限りは普通席の乗客と同じタイミングでの搭乗になる。預け入れの手荷物の扱いに関しても同様で、優先的に荷物が出てくるプライオリティタグなどの特典は受けることはできない。

 

CAさんに名前で呼ばれる機内サービスが秀逸

クラスJのサービスの中で僕がもっとも気に入ったのはこれだ。

男性諸君、心の準備は良いだろうか?それはなんと…

 

CAさんに「名前」で呼ばれるサービスだ。

 

これはクラスJならではのサービスでドリンクの提供の際に呼ばれて驚いてしまった。通常であれば「お客様」と呼ばれるのだが、クラスJではドリンクの提供の際に…

 

「はにゃお様、お飲み物は如何なさいますか?」

 

と、名前で呼んでもらえるのだ。

たった1,000円の差額を支払うだけで上位顧客として扱ってもらうことができる。おそらく女性読者の方にはご理解頂けないと思うが、男性目線で考えるとこれは非常に嬉しいサービスではないだろうか?

これは余談だが、僕がCAさんの友人に色々と聞いた話をCAさんの裏話として記事にしている。普通では聞けない本音トークなので興味がある人は一度ご覧いただきたい。

CAさんと仲良くなりたい世の中の男性諸君向けの記事は美人CA直伝の誘い方をご覧いただきたい。あくまでもネタの一種なので何が起きても責任はとれない…。笑

 

ドリンク(飲み物)サービスのメニュー

クラスJの飲み物サービス

クラスJのドリンクサービスのメニューは下記のようになっている。

こだわりの品
・機内で本当に美味しいコーヒーを「 JAL CAFÉ LINES 」
・デルモンテ ベジタブルリッチ
・茶師十段、前田文男氏のオリジナル煎茶

ソフトドリンク
・スカイタイム
・アップルジュース
・コカ・コーラ
・冷緑茶”綾鷹(あやたか)”
・ミネラルウォーター
・コーヒー
・コンソメスープ
・温かい緑茶

沖縄(那覇)線限定の機内販売サービス
・ブルーシールアイス
・青い空と海のビール
・アサヒオリオンドラフトビール
・サントリーオールフリー」
※おつまみ付き

上記の飲み物はいわゆる飲み放題(有料除く)となっている。CAさんがドリンクサービスに来るのは一度だけだが、おかわりしたい時は勇気をだしてCAさんを呼んでお願いしよう。

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クラスJの特典にラウンジや機内食(食事)は含まれるのか?

残念ながらクラスJの特典にサクララウンジや機内食は含まれない。

JALの国内線でラウンジや食事の提供があるのはファーストクラスだけになっている。JAL国内線ファーストクラスは路線がまだ限定されての運航となっている。

JAL国内線ファーストクラス路線図

上記はJAL国内線ファーストクラスの路線図になるが、国内で運航しているのは4路線だけである。

  • 東京(羽田)-福岡
  • 東京(羽田)-札幌(新千歳)
  • 東京(羽田)-大阪(伊丹)
  • 東京(羽田)-沖縄(那覇)

つまりJALの国内線で機内食を体験したい場合はこの4路線に乗る以外の方法はないというのが現状だ。

僕が実際にJAL国内線ファーストクラスに搭乗した記録はJAL国内線ファーストクラス搭乗記をご覧いただきたい。至福の時間を機内で過ごすことができた良き思い出となっている。

また、JALの上級会員であるJALグローバルクラブ会員なら、クラスJの利用でもサクララウンジや優先搭乗を利用できる。詳細はJALグローバルクラブのメリットをご覧いただきたい。

 

子連れでも安心のクラスJは評判以上の快適さ

子連れでクラスJ

今回、僕は子連れでクラスJに搭乗した。

羽田‐那覇間のJAL国内線クラスJ評判通りの快適さでCAさんのサービスも心地よかった。上記の画像は僕の娘、彼女がクラスJの広いシートに座るともはやそこはVIP席のようで、親としても安心して寛ぐことができた。

CAさんも少し余裕があったのか、何度か子供の相手をしに座席に立ち寄ってくれたし、僕自身も家族旅行の行きの時間を最大限に楽しむことができたと思う。

今回の家族旅行で僕はこう感じた。

 

家族旅行こそ、クラスJに乗るべきではないだろうか?

 

結論:クラスJの料金は高いのか安いのか?

クラスJの料金は高いのか、安いのか?そろそろ結論を出そう。

これは本当に人によるのだが、僕は物書きだからはっきりと自分の意見を言おうと思う。

 

クラスJの1,000円の差額料金は安い!

 

あくまでも個人的な意見だがそう思う。出張などで飛行機を乗り継ぐと自分が消耗していくのがはっきりと解る。飛行機での移動は仕事でも旅行でもかなりの負担を体にかけている。

そんな時に広いシートで快適な時間を過ごせるなら差額分の価値はあると感じている。

ここまで読んでくれた貴方にとってクラスJの料金は高いだろうか?それとも安いだろうか?

ぜひ一度、経験されて感想を寄せてほしい。お待ちしています。

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JALマイルを大量に貯める方法

jalマイルを貯める

今回の沖縄への家族旅行、僕はJALマイルを貯めて特典航空券でクラスJに搭乗した。これはあまり知られていないが、JALマイルは意外と簡単に貯めることができる。詳しくはJALマイルの貯め方の記事を読んでほしい。

マイルやポイントの使い方や仕組みがいまいち分からない人にはこちらの記事がおすすめになる。

 

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2 件のコメント

  • 初めてのコメント失礼いたします。
    Class-J いいですね。私は札幌在住ですので、JAL便利用時(JGC持ちなので、JALしか使いません)
    に機会があれば常にClass-Jを利用しています。
    Class-Jといえば、導入時(2004年だったかな)の春先に当時の勤務地でもある東京のJAL本社へ
    レセプションに呼ばれ、あの時はトップアイドル?と呼ばれた「矢田亜希子」さんのMCでClass-Jを
    紹介した記憶があります。
    当時のJAL副社長も「これで1,000円でいいのかな~」と言っていたのは鮮明に覚えています。

    • まえちゃんさん
      コメントありがとうございます。
      導入時にそんなエピソードがあったんですね、知りませんでした。
      確かに1,000円は安すぎますよね…ん。
      実際に利用していないと分からない貴重な情報を教えていただきましてありがとうございます。

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