JAL国際線の航空機遅延の補償対応の体験談、アメックスのクレジットカードの遅延保険は使えず…

海外旅行時の航空機遅延補償

「まさか自分が…?」僕は空港や旅先でトラブルに遭遇する度にいつもこう思って来た。飛行機が大幅に遅れることはあると知っていたけど、自分が搭乗したJALの飛行機が出発した空港に引き返すなんて夢にも思わなかった。

何か対策をしたかといえば「航空機遅延補償」なるものが付いているアメックスのクレジットカードを1枚持っているだけ。この先乗り継ぎはできるのか?予約したホテルのキャンセル費用は補償されるのか?海外旅行保険の内容を思い出そうと僕は書類を探したのを覚えている。

今回のJALのトラブルで航空機遅延保険や補償は必要だったのか?何をどうすればいいかも解らずに右往左往した自分への自戒の念を込めて、僕が経験したJALの大幅遅延のトラブルの履歴を残そう。

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搭乗したJAL便が成田空港に引き返すトラブル

ヘルシンキ行きのJAL便でウトウトしていた僕は突然の機長のアナウンスで目が覚めた。

 

「当機は電気系統のトラブルにより成田空港に引き返します」

 

今…何て言ったんだろう?そう思っているとCAさんが乗客に1人ずつ謝りながら席を周っている。僕の席でもとても申し訳無さそうに頭を下げたのでどうやら成田空港に引き返すのは本当らしかった。

成田空港を出発して約1時間半、僕は仕事でヘルシンキ経由でデュッセルドルフに入る予定だったが、引き返すとなると乗継便は絶望的だろうなと感じた。僕が乗った飛行機は来た道と同じくらいの時間をかけて成田空港へと引き返したのだ。

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JALの対応と航空機遅延に伴う補償

JALの遅延補償クーポン

成田空港についた僕等はビジネスクラスから順番に飛行機を降りた。地上ではJALの係員が振り替え便の案内と何かを配っていた。それは航空機遅延の補償としての2,000円分のミールクーポンだった。
ちなみに僕の目的地までのJALの対応は下記の通りだ。ヘルシンキ経由デュッセルドルフ行きだったのだが航空機遅延により、ヘルシンキで一泊しなければならなくなった。

 

<JALの航空機遅延の対応内容>
・ミールクーポン(2,000円)
・代替機の手配
・経由地のホテル
・乗り継ぎフライトは翌朝に振替

 

上記の内容とは別に今晩のホテルのキャンセル費用を補償してほしいと交渉し、了承してもらった。ちなみにエコノミークラスのミールクーポンの金額は分からない。

ビジネスクラスとエコノミークラスの補償には若干の差があった。経由地のホテルの振り分けがありビジネスクラスは空港側のヒルトン、エコノミークラスはバスに乗ってホリデイインとなっていたようだ。

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クレジットカードの航空機遅延補償(アメックスの付帯保険)

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クレジットカードの保険に航空機遅延補償という項目がある。僕がメインカードにしているSPGアメックスは航空機遅延保証が自動付帯しているので、早速アメックスのデスクに問い合わせてみた。

アメックスに確認が取れたのは4時間以上の遅延は20,000円以内の食事代金が航空機遅延補償として利用できるとの事だったので、振替便までの2時間半に僕は美味しいものでも食べようと考えていた。

成田空港第2ターミナルの出国手続き後には、魅力的なレストランが全くなかったのでJALの地上係員に「ご飯を食べたいので外に出たい」とリクエストしたが結果はNOだった。

なんでも一度飛行機が飛ぶと出られないというルールがあるそうだ。魅力的なレストランもない第2ターミナルに缶詰が確定したので、僕はサクララウンジに戻って2度目のカレーを食べることを選んだ。

僕はこうして、アメックスのクレジットカードに付帯している航空機遅延補償を使うことができなかったのだ。航空機遅延補償が付帯しているクレジットカード、SPGアメックスについては下記の記事を読んでほしい。

www.hanayao.xyz

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JAL便の遅延により乗り継ぎ不可能で1泊する

予定時刻より5時間くらい遅れてヘルシンキに到着した。乗継便はとっくに出発しているので、この日ははホテルで一泊して翌日の早朝に振替便に乗る予定だ。

ヘルシンキは北欧だけあって僕が想像していたよりもずっと寒かった。どれくらい寒いかと言うとコートが欲しくなる寒さだ。(多分10度以下)

できれば街に出てみたいが明日の朝一のフライトから仕事へのスケジュールを考えるとホテルで休養することに決めた。

 

僕が感じたJALの補償対応の格差

今回、航空機の遅延補償を経験して解ったのは顧客に応じて対応格差が大きいという事だ。同じ便にはVIPらしき客がいて成田空港に引き返した時もヘルシンキに着いた時も、係員が素晴らしいスピードで参上してVIP客を抱きかかえるように連れ去っていった。

ヘルシンキではそういう待遇の人が何人かいて、僕達一般客は彼等が先に出るまで待たなくてはならなかった。乗客に甲乙を付けるのはビジネスとして当然かもしれない。

少し僕が不安になったのは危険が伴うトラブルの時でも、VIP客が優先されるような気がしてしまったことだろう。

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航空機遅延補償で1番辛かったこと

今回のように一度飛び立った飛行機が戻ってくる形での遅延は珍しいケースなのかもしれない。それにしても初めて経験した大幅な遅延は思いの他ダメージが大きかった。

仕事のスケジュールもそうだけど、せっかく遅延でできた時間を思ったよりも有効活用できなかったからかもしれない。アメックスの航空機遅延補償もうまく使う事ができなかったし…。それより何より

 

アラフォーの僕には体力的に辛かった。(-_-;)

 

2回目のフライトの時にCAさんが入れ替わってたので、事情を聞いてみるとこういう時は呼び出しがかかるということらしい。まるで急患が入ったお医者さんのようだ。おそらくその日は遠出してはいけないなのどのルールがあるのだろう。 

トラブルが起きてからたった数時間で振り替え便を用意し、食事やホテルの補償も行うJALのスピード感のある対応はさすがだと感じた。

 

海外旅行保険の遅延補償は必要か?

僕は結果としてアメックスのクレジットカードの航空機遅延補償を十分に活用することをできなかった。けれどもJALのようなフルキャリアサービスの航空会社に搭乗する場合は万が一の時もしっかりと対応してくれる。

その為、海外旅行保険などで新たに費用をかけてまで航空機遅延補償に加入する必要はないと考える。

但し、海外旅行保険そのものとなれば話は別だ。僕はこの後、ドイツでパスポートの盗難事件に遭遇した。その時に海外旅行保険の手厚い補償は何よりも心の安定につながったのだ。

パスポートを盗難された話は海外旅行でパスポートの盗難事件!保険会社の補償と対処方法、申請から再発行までに僕が失った大切なものとは? を読んでほしい。

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クレジットカード付帯でもいいし、新たに海外旅行保険に加入するでもいい。海外旅行に行く際は必ず保険に入ることを強くお勧めしておく。

 

あとがき

今回のトラブルは飛行機に乗って旅行に行く人が皆、遭遇する可能性のあるトラブルだ。前持ってクレジットカードや海外旅行保険の航空機遅延補償を準備できればトラブルを楽しむこともできるかもしれない。(僕はできなかったが)

この時は悪い事は続かないと思っていたが、僕のヨーロッパの悪夢は始まったばかりだった…

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