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海外旅行に英語の語学力は必要かを「出会い」を通じて考えてみる~僕が交わした英語が通じない友との約束の物語~

海外旅行での交流

海外旅行で英語を話せる必要はあるのだろうか?今回はあえて先に結論を言おう。海外旅行に英語は特段に必要はないと思う。今の世の中、旅行ガイドや携帯アプリがあれば海外旅行時に必要な英語に不自由することはないだろう。無理に英語を勉強するよりも綿密な旅行計画を立てた方がよっぽど海外旅行を楽しめると思う。

前に友人にこんなことを言われたことがある。「海外旅行は計画を立ててる時が一番楽しいよね」と。僕は友人のこの言葉に50%共感する、そして残りの50%は異論を唱えたい。それはどんなに綿密に旅程を計画しても、計画しきれない海外旅行先での人との出会いがあるからだ。

英語を話せると想定外の出来事に出会う可能性が増えるという事を、今回は僕が体験した海外での出会いを通じて語りたい。

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海外旅行が好きな人なら「出会い」に関して忘れられない思い出があるのではないだろうか。特にこのブログの読者の皆さんは海外旅行好きに留まらず「陸マイラー」として世界各地を飛び回っているケースも多い。きっと読者の皆さんの旅の数だけ「出会いと別れ」のエピソードがあることだろう。そして本当に旅慣れた人は英語が話せる、話せないなんて事にこだわらない。そんな人の話を僕は何回も聞いてきたし、実際に見て来ている。

同じように僕の胸の中にも溢れんばかりの「出会いと別れ」の海外旅行の思い出が詰まっている。今日はその引き出しを少し開いてみることにする。

 

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海外旅行先で親切された「出会い」

ハワイの人々

僕がハワイ島に行った時のことだ。夫婦での旅行だったけれど嫁さんに理解をもらえて憧れのハワイ島でサーフィンをすることができた。その時は情報が少なく、空港の側の発電所の裏側にやっとの思いでサーフポイントを見つけた。海の中にはローカルが数名だけ、よそ者の僕は端の方で遠慮してサーフィンをしていた。

サーファーなら解ると思うが海外でローカルポイントに入った時は場の雰囲気や暗黙のルールを理解することが非常に重要だ。中にはビジターを快く思わないローカルもいるので、ルールを理解しないのはトラブルの種になる時がある。

たまたま目が合ったローカルの一人に笑顔で挨拶をすると向こうから話かけて来た。僕は新婚旅行で来ていることやお互いの家族の話や仕事の話をした。1時間くらいしてそのローカルは「今から仕事だからまたね」と言って海から上がって行った。その日の波はそんなに良くなかったけど僕にとっては新鮮な経験だった。

 

翌日の朝、僕はまた同じサーフポイントに向かった。すると前日とはうって変わって素晴らしい波が割れていた。素晴らしい波がくるとポイントは混雑する、既に20人くらいの屈強なローカルが海の中にいるのが見えた。「これは波に乗るのはひと苦労だなあ」と思いながらパドルアウトすると昨日のローカルがいた。僕が彼に挨拶すると突然そのローカルはクルリと方向転換をして大きな声でこう言った。

 

「みんな、この日本人はハネムーンにハワイ島を選んでくれたんだ!お祝いに波を譲ってあげようぜ!!」

 

その場にいたローカル達が笑顔で頷いて僕の方を見た。屈強なハワイアン達が口々に「おめでとう!」とか「ハワイ島はいいところだろ?」言いながら僕を祝福してくれた。その後、僕がローカル達から素晴らしい波を譲ってもらったのは言うまでもない。その状況を作ってくれたローカル男性は少したってから「今日も仕事だ、またね!」と言って足早に海から上がって行った。

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英語を話せば出会いは増える

英語の世界地図

上記のエピソードは英語で会話を出来たから起こったのだと思う。英語を話せるからすごいとか話せないとダメとかそういう話ではなく「出会い」に会話は欠かせないというお話だ。

僕の友人には英語がからきしダメでも外人とすぐに仲良くなれるタイプもいるので必ずしもそうとも言い切れない。その友達を見ていると英語よりもっと大事なことがあるとも思う。

 

ただ僕が言いたいのはこういう事だ。日本の人口が1.2億人、それに対して世界で英語を話す人口が17.5億人という数字がある。海外旅行先にもよるとは思うが「出会い」を大切にするなら英語を話せた方がより深くコミュニケーションが取れる。

解りやすく言うと英語が話せれば今より14倍友達を増やすことが可能になると単純に思うだけだ。別に僕は英会話教室の回し者でもなんでもないのだけれど。英語についての記事は下記を読んでほしい。


とは言え旅行先は常に英語が通じる場所とは限らない。言葉よりもっと大事なものは確かに存在する。そんな話もしてみたいと思う。

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未開の地で感じた英語格差

スンバワの馬車

インドネシアの小さな島、スンバワ島というところに行った時のことだ。スンバワ島はバリ島からプロペラ機に乗って2時間ほどかかる島で都市部から離れると未だに馬車が普通に走っているようなところだ。

僕が一緒に行ったのはオーストラリア人の友達のアッシュとポール、スンバワではこの2人と一緒の部屋で食中毒に3日間悩まされることになった。その時の記事はこちらから。

www.hanayao.xyz

 

スンバワ島にはサーフポイントが点在していて僕らは現地でバイクを借りて行動することになった。ホテルからどこのサーフポイントまでもバイクで10分くらいはガタガタの道を走らなければならない。

観光地ではないのでレンタルバイク屋なんてもちろん存在しない。僕らはホテルに出没する「英語が話せるブローカー」みたいなヤツにバイクの手配を頼んだ。そうすると地元民の誰かのバイクを持ってきてくれる。保険はどうしたって?そんなものはあるはずがない、馬車が本気で走っている村での生活だ。

料金は1日500円くらい、おそらく英語が話せるブローカーが半分くらいは利益を抜いてるだろう。それでも当時はジャカルタの工場で労働者の1ヶ月の賃金が10,000円に満たないはずなので、遠くはなれたスンバワ島ではその半分もないはずだ。スンバワ島の現金収入のほとんどは農業と塩田だったと思う。

 

言葉が通じなくても気持ちは通じる

波とバイク

ブローカーが都合してくれた僕のバイクの持ち主の名前はメッシと言った。メッシは20台半ばくらいで安っぽい革ジャン(みたいなもの)を着て、くしゃくしゃの笑顔が印象的な男の子だった。彼は英語が全く話せなくて「サンキュー、サンキュー」を繰り返すばかりだった。

料金は1週間分を前払いで払っているのにメッシは毎日ホテルに現れた。自分のバイクが心配なのか、まとまった金が手に入って仕事を休んでいるのかよく解らなかったけど、僕に会う度に笑顔で「ハロー」「サンキュー」だけを繰り返した。僕はそんな人懐っこいメッシと一生懸命会話しようと努力してなんとか簡単な意思の疎通はできるようになった。

 

メッシは多分すごくいいヤツだ。なぜかというとこんなエピソードがあったからだ。

 

ガソリンスタンド

インドネシアでは上記のように道端でガソリンを入れる。そこでガソリンを入れる時に僕ら外国人は現地の人より2割くらい高い金額を要求されることが多い。高いといっても金額にすると数十円の話なので僕はバリ島やジャワ島では気にせずに外人料金を払っていた。ところがある日、店員のおじさんにこんなことを言われた。

 

「それはメッシのバイクだろ?お前はメッシの客だから普通の価格でいいよ」

 

英語ではないので身振り手振りを交えて理解した。僕が店員にそれでも多めに払うと言っても彼はメッシのバイクを指さして頑なに受け取らなかった。 ちなみにアッシュやポールが乗っているバイクは同じお店で外国人料金を払っていた。

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英語が通じない友との約束

約束

ある日、僕達の旅のリーダー的存在だったポールがこんな事を言い出した。別のブローカーから提案を受けたバイクが今より一日100円安いからそっちに乗り換えようと言うのだ。僕らは3人で2台のバイクを借りていて、アッシュとポールは2人乗りだった。僕はポールに抗うべきだったのかもしれないが、みんなで割り勘でバイク代を支払っている以上その時は従うしかなかった。

バイクを返す時にメッシはとても悲しそうな顔をしていた。彼は英語を話せないので自分でお客さんを見つけることができない。現金収入がほとんどない未開の地のサーフポイントにおいては英語が話せるブローカーにならなければ永遠に搾取されるという現実を見た気がした。

その後もメッシは毎日ホテルに現れた。僕は彼と身振り手振りで会話をしたり、インドネシア語の本を使って笑ったりした。メッシは僕達がスンバワ島を出る時も見送りに来てくれた。彼は灼熱の国なのに安っぽい革ジャンみたいな服を来て笑顔で見送ってくれた。旅立ちに際して僕はメッシとある約束をした。それはこうだった。

 

「いつか僕がここに帰ってくる時は君からバイクを借りるよ。だからひとつだけ約束してくれ、英語を勉強することを」

 

メッシは相変わらずのくしゃくしゃの笑顔で「イエス、イエス、ミスター」と答えていた。

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メッシとの再会~約束を果たした2人~ 

再会

それから半年以上経ってから僕はスンバワ島を再び訪れた。オーストラリアでの留学が終わり、日本人の友達とサーフトリップをしながら帰国するという旅程の一部だった。

前回と同じホテルに着くと何人かのブローカーが「バイクはいるか?」「ガンジャはどう?」と聞いてくる。その中に顔見知りがいたので「メッシを呼んでくれないか?」と頼んだ。1時間くらいするとメッシが現れた。半年以上振りの彼は前にあった時となんら変わらない安っぽい革ジャンもどきを着ていた。

まさか?本当に?と驚いた顔をしているメッシに僕が「約束通り帰ってきたよ、バイクを用意してくれない?」と言うとメッシは目に涙を浮かべながら、顔をくしゃくしゃにして喜んでくれた。そして彼は僕に向かってこう言ったのだ。

 

「あ、アイアム ハッピー トーシーユぅ」

 

メッシが発した英語はもっと拙い表現だったかもしれない。それでも彼が僕との約束を守って英語を勉強していたことが伝わって来た。僕は不覚にも嬉し涙を堪えられなかった。僕もメッシもそれぞれ約束を覚えていて、それを果たすことができたのだ。

その後の2週間の滞在の間、メッシはほぼ毎日何かを持ってホテルに現れた。バナナとか母親特製のドーナッツみたいな物を大量に差し入れに来たのだ。量が多すぎたり、口に合わなかったりして流石に辛くなって「もう要らないよ」というとメッシは不思議な顔をして「ホワイ?ボス、ホワイ?」なんて少し困った顔をして言う。

いつの間にかボスと呼ばれている事については「俺はお前のボスじゃない」と言おうと思ったけれど説明するのが面倒なので放置した。メッシが話す英語は本当に拙いレベルだったけど僕達の会話は前よりもずっと楽しく、深くなっていたと思う。

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後日談~再訪に思いを馳せて~

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あれからバリ島には旅行に行ったがスンバワ島には行ってない。日本からスンバワ島に行くには飛行機と陸路の都合上、片道2日かかるので移動だけで4日間必要だ。そんな海外旅行は普通の休みで行くのは難しい。しかもスンバワ島のホテルで僕は食中毒にあっているので、嫁さんが一緒に行くのをOKするはずもなかった。

でも僕の残りの人生で「いつの日かまた訪れてみたい旅行先リスト」にスンバワ島は入っている。灼熱の国で安っぽい革ジャン(みたいなもの)を着こなすメッシに再会できたらいいなと思う。彼は今何をしているだろうか?そんな風に過去の旅に思いを馳せるのも楽しいことだと思う。

僕の本職?は陸マイラーだ。お金がなくってもマイルはたくさん持っているからいつの日かまた時間ができた時にスンバワ島に行けるだろう。

僕が海外旅行で経験した英語の通じない友との約束を果たしたお話はこれでおしまい。海外旅行の計画をしている時はいつも「旅の数だけ出会いと別れがある」と僕は信じている。

旅の指さし会話帳2 インドネシア

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