僕が陸マイラー活動を始めた1年とちょっと前、陸マイラーブログといえばハピタスの案件を紹介しているブログがほとんどだった。「マイル 貯め方」と検索窓に入れてみると「ハピタスで年間数十万マイル」なんて記事がスマホの画面を埋め尽くしていた。
内容はクレジットカードの発行や保険の面談でポイントがもらえるとか、ソラチカルートの説明があって最後は必ずオレンジ色に輝く「Hマーク」のバナーと共にこう書いてあった。
「ハピタスの新規登録はこちらからどうぞ」
猫も杓子も…という表現はこういう時に使うのだろう。月間100万PVのサイトも日間10PVのサイトも目的は一緒だった。ただ思い入れとテクニックには大きな開きがあったと思う。
僕がこの目でしかと見てきた事実がある。それは1年ちょっとの間に「ハピタス1強時代」から「陸マイラー戦国時代」へと時代が移り変わっていく様だった。そんな混とんとした時代の中で先日、ハピタスが「認定ブログ」という制度を作った。
一体、認定ブログとは何なのだろうか?今のところ認定ブログに書かれた記事に詳細は記されていない。ならば僕の出番と思い、ハピタスの「認定ブログ」について僕の考察を語ろう。
目次
陸マイラー業界の絶対的先駆けだった「ハピタス」
僕が陸マイラーになった頃をハピタス全盛期と呼ぶことにしよう。当時はどのブログを見ても「ハピタスで貯めたポイントをソラチカルートでANAマイルに…」と謡っていた。ブログ村の新着記事には同じ内容のハピタスの案件記事がズラリと並んでいた。
ちなみにブログ村のマイレージカテゴリには今日現在1,100を超えるブログが登録されているが、僕が陸マイラーになった時は400ブログとかだったと記憶している。
とにかく大御所から駆け出しまで、皆がハピタス推しの状態なので僕も御多分に漏れずハピタスでマイルを貯め始めた。
ハピタスで面白いようにANAマイルが貯まった
当時はまだクレジットカードや保険は10,000ptを超えているのが当たり前で、今みたいに一撃10,000マイルなんて聞いてもあまり興奮しなかった。某大御所のブログを見ながらマイルを貯め始めた僕だったけど、すぐに月に数万ポイントずつ案件をクリアしてソラチカルートに乗せていった。
着実に毎月18,000マイル+αが貯まる自分のマイル残高を見ながら、僕は何でもっと早く陸マイラーにならなかったんだろうと後悔したくらいだ。なぜならハピタスに出会うまではクレジットカードで数百万円の決済をして、年間でせいぜい5万マイルを貯めるのが限界だと思っていたからだ。
その時に書いた記事は僕が陸マイラーになった時、後悔した5つの事を読んでほしい。
短すぎる文章、意味不明の画像、全く考えられていないキーワード…書いたことを今の僕が後悔しそうな記事だけど、昔の自分の記事を振り返るのは嫌いじゃない。
とにかく僕は陸マイラーになってハピタスを利用してその虜になった。ハピタスは陸マイラーにとって唯一無二と言って良いくらいの知名度と使いやすさだったのだ。
2017年、陸マイラー業界は戦国時代に突入した
それからしばらくしてハピタスの1強時代は終わりを告げることになる。理由は簡単で他のポイントサイトが陸マイラーという属性のLTVの高さに気づいたからだろう。
LTVとは、Life Time Value(ライフ タイム バリュー)の略で、「顧客生涯価値」と訳される。
一人、あるいは一社の顧客が、特定の企業やブランドと取り引きを始めてから終わりまでの期間(顧客ライフサイクル)内にどれだけの利益をもたらすのかを算出したもの。
顧客との関係を良好に保つことで利益を向上させるCRMとの親和性が高く、内容的にも分かりやすい指標であると言える。
一般的にロイヤリティの高い顧客ほど顧客ライフサイクル内にもたらす利益が多く、LTVが大きい。
陸マイラーにポイントサイトへのロイヤリティがあったかどうかは解らないが、少なくとも一部のブログの読者にはある種、熱狂的なロイヤリティを見ることができた。僕だって初めて陸マイラーとは何なのかを知った時は興奮したものだ。
その時の記事は人生なんてマイルで変わる ~ANA・JALマイルを貯める陸マイラーの提言~を読んでみてほしい。
お小遣い稼ぎが目当ての顧客と陸マイラーのLTVの違いは数倍、いやおそらく数十倍のケースもありえるだろう。こうして他のポイントサイトが陸マイラー顧客確保のために広告宣伝費を投入した結果、新着ブログ記事でハピタスの案件を見かけることは依然よりも少なくなっていった。
ポイントサイトにとってブログで新着記事に書かれるのは、陸マイラーという限りなく絞り込まれた世界において、認知を取るための有効な手段のはずだ。ECの世界ではちょっとしたCPC広告を打つとしても数十万円の費用がかかる。さらにコアなターゲット層にどこまで届いているか不明瞭なことも多い。
逆説的に考えるとブロガーのシェアによって時代を築いてきたであろうポイントサイトが、ブログ村のようなコア層に対して面を確保できなくなると致命的な事態に発展することもあり得る。(異論は認める)
こうして陸マイラー業界は群雄割拠の戦国時代へと突入したのだと、僕は理解している。
ハピタスの「認定ブログ」はどんな意図が込められているのか?
今回、幾人かのブロガーさん達が宣言している認定ブログとはいったいなんなのだろうか?与えられたのは「認定ブログの称号(バナー)」と「ブログ経由の入会者に500円特典」ということだ。(入会時特典の30円は据え置き)
僕はこれを「ハピタスの陸マイラー業界に向けた強い意思表示」と理解している。なぜかというと、新着ブログでは確かにハピタスの案件に関する記事は減った。
しかし検索エンジンで「マイル 貯め方」を調べると上位に表示される記事は依然、ハピタスを利用したマイルの貯め方の記事が多い状態だ。
検索エンジン上位の記事の中で他のポイントサイトと差別化を図るために(もしくは同列になるために)、ハピタスは認定ブログを作ったのではないだろうか。
さらにハピタスは少しずつ業界最高還元の案件を増やし始めている。下記の記事はハピタスが業界最高還元15,500ptを叩き出した楽天カードの記事だ。2位のポイントサイトは13,000ptだったので、大きく引き離してハピタスの本気を宣言した案件となった。
上記の記事のように有名ブロガーさん達も思わず筆を執るくらいインパクトは大きかった。こうやってハピタスは新着記事に書かれやすい案件を生み出している。ちなみに上記の先輩ブロガー3名も認定ブロガーとなっている。
ここまで前置きが長くなったけどそろそろ結論を書こう。僕はこんな風に考えてみた。
ハピタスは「資産の運用」と「未来への投資」を開始した。認定ブログはその両方にドライブをかける手段のひとつである。
新たに動き始めたハピタスからはしばらく目を離さない方が良いだろう。おそらく第二、第三の矢が存在するはずだから。
あとがき:認定ブログ特典の詳細情報
僕はハピタスの認定ブログが幾つあるか知らない。またどうやったら認定されるのかも知らない。僕の知っている情報を話そう。
認定ブログに選ばれると称号(バナー)がもらえて、そのバナー経由での新規入会者には500pt(500円分)の認定ブログ特典が付くという事だ。
【認定ブログ特典獲得条件】
期間:2018年2月末日迄
条件:認定ブログのバナー経由の新規登録で500pt獲得
※認定ブログ特典500pt獲得のためには半年以内に合計300pt以上の交換が必要になる
※入会特典の30ptは別途今まで通り付与される
僕が認定ブロガーの末端として皆さんに自信を持って説明できるのは上記の内容だけなのである。
それではいつもの言葉で記事を締めくくろう。
「ハピタスの新規登録はコチラからどうぞ」
上記のバナー経由で入会すれば500円分の認定ブログ特典がもらえます。
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