ポイントサイトの仕組みを使ったANAマイルを貯める方法をリアル友達に話したらどうなるか？という企画で始まった初心者陸マイラー育成日記の第11話。マイルを貯めるにはポイントサイトの仕組みを上手に利用する事を知ったオカちゃんは独自のテクを生み出しながら今日もせっせとポイントを貯める。アンケートや画像視聴の案件で1日数十ポイント、1月で1,000円分のポイントを貯めて通帳を見てはニヤ付くのであった。一体、ANAマイルが大量に貯まるのはいつの日になるだろう…。そんなオカちゃんも楽天プレミアムカードの一件で大量ポイント獲得で味をしめたのか、ついにポイントサイトで保険の面談案件に申し込むのであった。
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目次
最近のオカちゃん
こないだ、オカちゃんと一緒に中華料理を食べた。北陸出身の自称関西人のオカちゃんが中華料理屋で必ず頼むのが「天津飯」である。関東人の僕にとって天津飯はちょっと難しい料理だ。若い頃に「餃子の王将の天津丼が美味い」という話を聞いて、初めて天津飯を注文したことがある。味は美味しいのだが、醤油味に慣れ親しんだ僕にはダシ味がずっと続くのと量の多さに残してしまった。食べ物を残すのが嫌いな僕はそれ以来、天津飯を避けているのだ。
そんな僕の隣で天津飯を美味しく食べるオカちゃん。「はにゃおさんもえらい人生損してますなあ、こないに美味いもん食べないなんて（ドヤ）」と屈託のある笑顔で僕に話しかけてくれるのだ。
ちなみに最近のオカちゃんは何をしているかというと、高校時代の野球部のOB会に向けて企画・運営に精を出しているらしい。300人以上は出席者を集めると息巻いてる彼の本当の狙いは、自慢のANA アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードで決済してマイルを貯める為である。数百万円の決済をもくろむオカちゃんは「こないだアメックスに枠広げて欲しいって電話したら500万円でもええですわって言われましたわ～」と準備に抜かりはないようである。まだ読んでない人は第９話を読んでほしい。
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このお話はリアル友達にポイントサイトの仕組みを使ったマイルを大量に貯める方法を教えてあげたらどうなるかな？と思うところから始まった。怪しい関西弁を使いこなす僕の友達のオカちゃんは義理と人情とセコさが売りの30代半ばのナニワ金融道に出てきそうな男性である。「無料（タダ）」とか「特別待遇」が三度の飯より大好きなオカちゃんが伝説の陸マイラーを目指してわが道を行く珍道記である。
【記事への直接リンク】
第5話：オカちゃん、大好きな楽天カードからまさかのインビテーションが来る？
第6話：オカちゃん、高額案件のANAダイナースクレジットカードに興味しんしん丸
第7話：ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでマイルを貯めるオカちゃんの裏技が炸裂？
第8話：楽天プレミアムカードとdポイントゴールドカード、ANA アメリカン・エクスプレス・ゴールド・カードを使い分けるオカちゃんの戦略とドヤ顔
第9話：オカちゃん、一撃30,000マイル貯める裏技？荒技？を計画する
第10話：オカちゃん、ハピタスへのクレーム＆食べログプレミアムでモテモテに？
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オカちゃん、「保険のじかん」の面談にトライ！
ポイントサイトの仕組みを上手に使ってANAのマイルを貯める方法のひとつに保険の面談案件というものがある。これはポイントサイト経由で保険の面談を申し込んで後日、面談をすると10,000円前後のポイントがもらえるという案件だ。2～3時間拘束されるのと保険に興味がなくても話を聞かないといけない（当然か？）という部分は難点であるが、裏返すと時給5,000円相当のアルバイトにも等しい。
保険の面談で獲得したポイントはソラチカルートに載せれば10,000ポイントなら9,000マイルになるという、劇的に効率の良いANAマイルを貯める方法である。ポイントサイトを利用したANAマイルを大量に貯める方法については下の記事を参考にしてほしい。誰にでもできる簡単な方法になっている。
話をオカちゃんに戻そう。彼は今回「ほけんのじかん」という案件を申し込んだそうだ。僕にも連絡をくれていたみたいだが、すっかりその事を忘れていた。既に1回目の面談も終了したと言っている。どんな内容かと尋ねるやいなや、オカちゃんは「いや～、まったく押し売りなしで保険の仕組みを教えてくれはったんですわ～」と上機嫌だった。ちなみにオカちゃんは人の扱いが上手い人間をすぐに信頼してしまうという悪い癖がある。車を買う時も家を探す時もいつも営業マンのトークを全面的に信じて帰ってくる単純な性格だ。だからキャバクラのお姉さんの甘い言葉も信じてしまうのだろうか…。
「次は保険と投資を兼ねる方法を教えてくれるって約束しましたわ～」と、目をキラキラさせる彼をみて一瞬、引き留めようかと思ったが、外資の積立みたいな保険をやるだけならFXで大負けしてる僕より健全なので放置することにした。
実は僕にとってはオカちゃんが普通に陸マイラーとして、労力をいとわずに行動した点を素直に評価したいと思った。オカちゃんの事だからどうせ保険とか入っていないだろうから、ひとつくらい入ってもいいかもしれないし。…と、ここまでは良い話だったのだ、今思えばだけど。
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下剋上の始まりは突然に
ある日のことだった。オカちゃんと共通の後輩A君から僕に連絡が入った。
A君「はにゃおさん、ちょっといいですか？」
僕とオカちゃんの共通の後輩のA君は今どきの若者にしては礼儀正しく、優しさが顔に出ている俗にいうイケメンだ。そんなA君のやたら改まっている声が印象的だった。
僕「どうしたんだい？」
A君「例のマイルを貯める件についてなんですが…」
僕「ああ、最近どうだい？少しは案件こなせたかい？」
マイルを貯める方法を僕は他にも何人かのリアル友達に話している。オカちゃんほどはおもしろネタにならないのでブログの記事にはしていないが。
A君「それが、こないだはにゃおさんから保険の案件を教えてもらったじゃないですか…あの後、オカちゃんさんからワイがもっといい条件の案件教えてやるがなって言われて…」
僕はA君にハピタスの「ほけんのじかん」という案件を教えた。9,500pt（9,500円分）もらえるのでまずまずの条件である。オカちゃんが言う「もっといい条件」とは一体何だろう？
僕「それはどんな案件だったか教えてくれる？」
A君「はい、モッピーっていうサイトで同じ案件がもっといい条件だからって、あっLINEで送りますね」
オカちゃんは僕がA君にポイントサイトの仕組みを利用してANAマイルを貯める方法を話している事を知っているはずだ。それなのにA君に別の案件を勧めるのは何か理由があっての事だろう。すご～く嫌な予感がするのですぐにオカちゃんと連絡を取ってみることにした。
A君から送られてきたモッピーの案件がこの画像である。
ちなみに僕がA君に紹介した案件が下の画像。ハピタスもモッピーもどちらも1ポイント＝1円相当の価値だから確かにオカちゃんの案件の方が500円分お得である。
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ポイントサイトの紹介制度の仕組み
ちなみにハピタスとモッピーと言うのはポイントサイトの名称だ。陸マイラー御用達のポイントサイトと言えばハピタスである。ハピタスやモッピーには「紹介制度」があり、僕はA君を紹介したのでA君が10,000ptの案件をこなすとA君が獲得したポイントとは別に僕に10～40％の報酬が入ってくる。紹介者の僕は友人に少し複雑なポイントサイトの立ち回り方や効率のいい案件を指南してあげるというバーター取引で、リアル友達に紹介する時は礼儀として必ずこの構造を教えるようにしている。オカちゃんにもちゃんとこの内容は話してあるのだ。
オカちゃん、開き直るの巻
それからすぐに僕はオカちゃんと連絡を取った。
僕「もしもし、オカちゃん？A君に勧めたほけんのじかんの案件の事なんだけど…」
オカちゃん「あ～、あの件でっか？ハピタスよりモッピーの方が500円条件がいいんですわ」
僕「それはいいけど、A君困ってたよ？僕と君の間に挟まれたみたいで」
オカちゃん「そうでっか、でもワイの方がA君の利益を考えてるさかいなあ、そこは下剋上というか…」
下剋上か…オカちゃんは完全に開き直っている。その時、僕は嫌な予感が的中していることを悟った。僕の中で点と点が線になった瞬間だ。
僕「もしかして…オカちゃん、君の紹介でA君をモッピーの会員にしてる…のか？」
オカちゃん「ぐふふ、さすがはにゃおさんは賢いですなあ、まあ、それもありまっせ」
僕は以前、オカちゃんにモッピーをオカちゃんの紹介で入会してくれと言われてそうしたことがある。ただ、モッピーの案件に魅力を感じるものが少ないのでポイント獲得には至ってない。
賢明な読者の方はお分かりだろうが、オカちゃんは後輩のA君にモッピーの紹介をして、案件をクリアさせて自分のポイントを増やしたいのだ。もともとオカちゃんがA君にポイントサイトの利用方法を指南したりして、助けてあげてるなら分かるが今回のやり方は…微妙だ。僕は久々に「超絶にセコい」オカちゃんを見た気がした。
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紹介制度の盲点とは
僕としてはA君が他のポイントサイトを利用するのは構わないし、むしろ慣れたら色々みるようにと話している。今回の一件もA君がモッピーの方がいいと思えばそれでいいと思う。ただ、もうひとつ気になる点があったのだ。それはポイントサイトの盲点ともいえるのだが、モッピーには紹介制度対象外の案件が多く存在するということだ。
僕「オカちゃん、モッピーの案件は紹介制度の対象外が多いの知っているかい？」
オカちゃん「へっ？何でっか、それ？」
僕「モッピーのほけんのじかん案件は紹介制度の対象外ってこと。だからA君がモッピーでその案件クリアしても、オカちゃん何も得しないんだよ、わかる？」
オカちゃん「そ、それ、ほんまでっか・・・？じゃ、ワイは何のために？？」
僕「これを見てごらんよ」
僕がLINEでオカちゃんに画像を送った画像がこれだ。
オカちゃん「ほぉぉ…そうでっかあ、ほな意味ないですなあ…」
僕「前から言ってるけど、案件はちゃんと詳細を確認しようね」
オカちゃん「てへっ…そういうこともあるんですなあ、ほなワイはこれで～（プツ…）」
バツが悪そうに電話を切ったオカちゃんだったが、多分次に会う時は何もなかったようにふるまうだろう。普通だったら言い争いになるような事も一旦、自分の方が状況が悪いと判断するやいなや持ち前の屈託のある笑顔でごまかせてしまうオカちゃん。ある意味くぐって来た修羅場の多さを想像させる部分でもある。僕は今回の件は「オカちゃんがセコ過ぎただけだ」と、自分に言い聞かせる事にした。
後輩のA君には迷惑をかけたのでご飯を一度奢る約束をした。A君もオカちゃんの性格を理解しているので、そんなに困っている感じではなかったと思う。いずれにしてもローリスク・ハイリターンを裏技で狙うオカちゃん、伝説の陸マイラーへの道はまだまだ遠い…。
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本日のまとめ
リアル友達に陸マイラー活動を紹介する時には必ず、紹介制度のスキームを理解してもらう必要がある。オカちゃんですら最初は怪訝そうな顔をしていたのを覚えている。それくらい、世間一般の人にとってはポイントサイトは怪しい存在に見えるということだろう。本来の姿は多種多様な企業の広告が集まっていて、それを利用する事で企業もポイントサイトも我々も利益を得るようになっているという事を含めて分かりやすく説明するのは容易ではないのだ。 これからリアル友達にポイントサイトを紹介しようとしている人はご注意願いたい。
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