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【実録!トランプ詐欺】~海外旅行で僕が狙われた危険なトランプ詐欺の手口と体験談~

トランプ詐欺

「トランプ詐欺」という言葉を聞いた事があるだろうか?「トランプ大統領が詐欺をした」とかそういう類の話しではない。トランプ詐欺とは海外旅行者を狙った危険な犯罪である。若かりし日の僕は海外旅行中にトランプ詐欺を経験した。どんな手口で追い詰めらていくのか?僕の経験したトランプ詐欺の危険な手口と体験談をここに語ろうと思う。

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「海外旅行ではトランプ詐欺に注意してください」当時から地球の歩き方にはそう書いてあった。まだネットが今みたいに発達していなくて、携帯電話も海外では使えなかった時代に僕は生まれて初めて1人で海外旅行に出掛けた。

旅の目的地はインドネシア・バリ島だ。サーフィンを初めて2年目の僕にとってバリ島は憧れの地だった。クタの街は今みたいに整ってなく、ルピアが崩壊したばかりで何を買っても安かったのを覚えている。当時は現地の屋台でたらふく食べて、たらふく飲んでも500円もしなかったと思う。そんなバリ島で僕はトランプ詐欺に出会うことになる。

 

こんなはずじゃなかった1人旅

クタの夕焼け

バリ島についてから、僕はロスメンを探した。ロスメンとは簡素な安宿で冷房のない部屋なら一泊200円くらいで泊まれる。僕が最初に泊まったホテルは一泊3,000円だったので経済的には大違いだ。しかし僕は気にいるロスメンになかなか出会えず消耗し始めていた。到着して4日目だというのにロスメンが見つからない。

そして僕が旅行前に夢見ていた「旅の出会い」もなかった。日本で友達から聞いていた話では1人旅は出会いと別れの繰り返しのはずなのに。こんなはずじゃなかったと思いながら毎日クタの夕日を1人で眺めていた僕はバリ島に失望し始めていたのだった。

 

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初めての友達ができた

ある朝、僕がベモコーナー(クタの有名な交差点)の辺りを歩いていると、現地のオジさんに話しかけられた。ツタない英語と日本語で一生懸命話しかけてくるオジさんの姿はしばらく誰とも満足な会話をしてない僕には愛くるしく見えた。

当時は僕も外人と話しをした経験はあまりなく、お互いに身振り手振りを交えてコミュニケイトした。オジさんの名前はワヤン、禿げてて小太りで背の低かったのを覚えている。

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「娘が日本で歌手を目指すんだ」

夢見る女性

ワヤンの話はこうだった。彼は日本が大好きで友達にも日本人が多い。そして娘は美人で地元では少し名の知れた歌手だと言う。美人の娘の夢は「日本で歌手デビューをすること」で近いうちに歌手として日本に行く予定があるらしかった。

僕が日本の何処に行くのかと聞いたらワヤンは「イバラギ」と答えた。そして「実はムスメが心配なんだ、イバラギは良いところかい?」と聞かれ、僕は少し考えて「良い所だと思うよ」と答えた。ただ、芸能事務所に入るのに茨城に行くことはあまりないだろうから、きっと娘は繁華街のお店で働くんだろう、大変だなあと想像を膨らませたりした。

 

日本で使えるクレジットカード?

クレジットカード

僕とワヤンは言葉の壁を乗り越えて意気投合した。僕にとってワヤンはバリ島で出会った初めての友人だ。その彼に「今から俺の家で一緒にお昼でも食べよう、日本の話をもっと聞かせてくれ」と言われたので断る理由もなくOKした。もしかしたら歌手の娘に会えるかも?というゲスい下心もあったと思う。

僕はワヤンの車に乗り込み、家に着くまで色々な話をした。ワヤンは「日本で安くて美味しい食べ物はなんだ?」と聞いてきたり、2人でワヤンが知っている日本の古い歌謡曲を一緒に歌ったりした。そんな楽しい車の中でこんなことも聞かれた。

 

ワヤン「日本で一番使えるクレジットカードはVISAか?MASTERか?」

 

僕「どちらも使えるよ」

 

ワヤン「お前は何のカードを持っているんだ?」

 

僕「僕が使っているのはコレだよ」

 

僕は人生で初めて作ったVISAカードを財布から出してワヤンに見せてあげた。それを見たワヤンは親指を立てて「BAGUS!」(素晴らしい)と笑顔で言った。あの時の僕にとってこのやりとりは自然な流れだった。

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日本人の僕、歓迎される

1時間ちょっとは車に乗っていただろうか。結構遠いなあと思い始めた頃、ワヤンの家についた。外観ははっきりと覚えていないが、閑静な住宅街に彼は住んでいた。家に上がると知らない男と女がいた。ワヤンの親戚にあたるらしく「ニホンのトモダチ、ウェルカムヨ」と出迎えてくれた。娘とはこの女性か?とワヤンに尋ねると、娘は今は出かけていていないと言われた。それから4人で昼食を取った。自家製のナシアヤム(鶏肉と白いごはん)は美味かったし引き続き日本についての話も弾んだ。

ただ、ひとつだけ気になったことがあった。ご飯を持ってきてくれたお婆さんが悲しそうな目つきで僕を見た気がした。みんなはこんなに歓迎してくれてるのに、このお婆さんだけはあまり日本人が好きじゃないのかな?と、僕は違和感を覚えたがすぐに忘れてしまった。

 

食後の楽しみ?「ポーカー de イカサマ」

ポーカー

昼食を終えるとヤンが「みんなでトランプをしよう」と僕を誘った。どうやらバリでは食後にポーカーをするのが流行っているらしい、そう思って参加した。30分くらいポーカーをして楽しんでいると、ワヤンがこんなことを僕に言いだした。

 

「今日、これからギャンブル好きのお金持ちの女性が遊びにくるんだ」

 

そして彼はこう続けた。

 

「彼女はすごいお金持ちだから俺達でイカサマして彼女からお金を巻き上げないか?」

 

そのまま「親指を立てたら何枚捨てろ」とか「人差し指はこのサインだ」なんてイカサマの指導を始めた。僕は最初は興味深くイカサマのやり方を聞いていたが、途中からすごい違和感に襲われ始めた。

 

なんだろう・・・この感じ、何かおかしいような気がする・・?

 

僕の頭の中で点と点が少しづつ繋がり始めた。キッチンを見るとさっきのお婆さんがやはり悲しそうな顔をして遠くを見ている。僕とワヤンは偶然に出会った?車の中でのクレジットカードの話、トランプ・・・地球の歩き方で読んだ?

僕の中で全ての点が繋がった。

 

ま、まさか!これがトランプ詐欺!?

 

僕は今まさにトランプ詐欺の現場にいるのだ。どうすればいい?落ち着け、俺。落ち着いて冷静に対処するんだ、どうやって断って帰ればいい??

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トランプ詐欺からのランナウェイ

夜明けのランナウェイ

パニックに陥っている僕に更に追い打ちをかけるシナリオが用意されていた。「相手に考える隙を与えないこと」詐欺入門という本があったら多分こう書いてあると思う 。絶妙のタイミングで玄関のベルがなったのだ。

 

「ピンポーン」(ベルの音)

 

ワヤンはカモが来たぞと言わんばかりの笑顔で年配の金髪女性を招き入れた。金髪女性はめちゃめちゃ愛想よく僕に挨拶をしてくれた。まずい、このままではまずいぞ!!僕は意を決してテーブルから立ち上がった。そして震えながら「今日はありがとう、もう帰ります」とお礼を言った。

 

ワヤンは「おいおいどうしたんだい?お楽しみはこれからだぜ」と笑顔で言いながら僕を制止しようとする。けれども僕にはもうワヤンの笑顔はバットマンのジョーカーにしか見えなかった。

 

「Don’t touch me!!すぇdrftgyふじk」

 

僕を止めようとするワヤンとその仲間に向かって、精一杯の勇気を振り絞って僕は叫んだ。もしそれでも力ずくで止められていたら僕は泣き出したかもしれない。そして僕は彼らを振り切って玄関から外へ出た。僕のランナウェイだ。

夜明けのランナウェイ

 

実をいうとここから先のことは記憶があいまいだ。確かタクシーを拾ってホテルの名前を告げた。料金が幾らかかってもいいから安全な場所に行きたかったんだと思う。ちなみに片道1時間以上かかった距離はタクシーに乗ると15分だったことに驚いた。ホテルに戻って安心した僕は自分の間抜けさと騙されて悔しいという感情に押しつぶされて、少しだけ泣いた。

あのまま気づかずにトランプを続けたら最後はクレジットカードを使って負け分を払わされていたのだろう。これが僕が体験した「トランプ詐欺」の話だ。

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後日談~ワヤンとの再会~

アイズ

それから1ヶ月くらいして日本人の仲間もできた頃、クタの繁華街を歩いているとワヤンがいた。おそらくカモになりそうな日本人を物色していたのだと思う。僕は彼に声を掛けて怒りに任せて胸ぐらを掴んで詰め寄ったが、日本人の友達に止められた。

ワヤンは最後まで僕のことを知らないと言い張りその場を去って行った。でも僕は見逃していない、声を掛けた時にワヤンは驚いて一瞬だけ目を見開いていたその後、バリ島にはもう1ヶ月くらい滞在したが、僕がワヤンに会うことは二度となかった。

このブログを読者の皆さんは僕よりもきっと賢いから大丈夫だと思う。だけど詐欺はある日突然狡猾に、時にはチームを組んでやってくる、それだけは覚えておいて欲しい。

 

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