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オレオレ詐欺の体験談を話そう。~家族が振り込め詐欺の被害者になった手口と被害額~

老人と海

振り込め詐欺とかオレオレ詐欺とか自分や家族には無関係だと思っていた。オレオレ詐欺の手口はニュースで知っていたし、幾ら犯人が最新の手口を用意しても、嘘の電話に騙されて家族が被害者になるとは思ってもみなかった。これから書く話は実話の振り込め詐欺の実体験談、被害額やオレオレ詐欺の犯人の手口やその後の対策について全て話そう。

なぜ、こんな記事を書くかというと知っておいて欲しいからだ。きっと読者の皆さんは自分と関係ない話だと思うだろう。それでもいい、日本の社会に巣食うオレオレ詐欺とその被害者になった家族の話を読んで、優秀な日本の警察ですら逮捕できない特殊な詐欺の存在を認識してほしい。

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自分の家族がオレオレ詐欺の被害者になったと解った僕はやりきれない気持ちでいっぱいだった。被害額はなんと400万円、僕の家族にとってはかなりの大金だ。けれども犯人の手口が次第に明らかになっていくにつれて、怒りよりもあきらめの感情に支配されていた。人は歳を重ねるごとに善人になる、自分の父親が聖人君子だとは思っていないが、真面目な部類に入る人間だ。そんな老人の良心につけ込むオレオレ詐欺の犯人の卑劣で周到な手口に僕の親父は騙されただけだった。

 

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振り込め詐欺(オレオレ詐欺)とは

オレオレ詐欺ポスター

振り込め詐欺については知らない人はいないだろう。電話などを用いてなりすましを利用する特殊な詐欺として有名だがWikipediaにはこのように記述されている。

振り込め詐欺(ふりこめさぎ)は、電話やはがきなどの文書などで相手をだまし、金銭の振り込みを要求する犯罪行為。詐欺事件の総称として2004年に警察庁が命名した。面識のない不特定多数の者に対し、電話その他の通信手段を用いて、対面することなく被害者をだまし、被害者に現金などを交付させたりする特殊詐欺の一種。
2004年11月までは、“オレオレ詐欺”[1]と呼ばれていたが、手口の多様化で名称と実態が合わなくなったため、特殊詐欺の内の四つの型(成りすまし詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金詐欺)を総称して、2004年12月9日に、警察庁によって統一名称として「振り込め詐欺」と呼ぶことが決定された[2]。

[1] オレオレ詐欺 続発 - NHKニュース(動画・静止画) NHKアーカイブス
[2] 『総称は「振り込め詐欺」 実態に即し 警察庁決定 今年被害220億円に』 - 毎日新聞 2004年12月10日 31面

※Wikipediaより

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昨日は上手くいったかい?

電話

あれは1年以上前の夏だった。僕はまだ2歳になっていない娘の保育園のお祭りに行く為に準備をしていた。その時、嫁さんから僕の父親を孫のお祭りに誘ってあげたらどうかと言われて電話をした。親父に電話をしたのは2週間ぶりくらいだったと思う。

僕が電話でお祭りが夕方にあることを告げると、親父は嬉しそうに合流すると言ってくれた。そして電話を切ろうと思ったその時に何だか気になるひと言を親父が発したのだ。

 

親父「それで…昨日は上手くいったかい?」 

 

僕はそのひと言にすごく嫌な感じを覚えた。親父は一体、今何を僕に聞いたのか?今までないくらいに足りない頭をフル回転させた。数秒かかっても僕はオレオレ詐欺とか?いやいやそんな馬鹿な…としか思えなかった。そして僕が親父に「昨日、上手くいったってなんの事だい?」と聞き返すと親父はこう答えて電話を切ろうとした。

 

親父「じゃあ、いいんだ。何でもない…」

 

電話の向こうから伝わって来た、自分の親父のバツの悪そうな声に僕の懸念は確信に変わった。何かを隠そうとした父親を僕は電話で問い詰めた。

 

僕「昨日って一体何だ?」

僕「誰かに現金を渡したのか?」

僕「僕が金の無心をするわけないだろう!?」

 

多分、凄い勢いで電話に向かって問い詰めていたのだろう。状況に気づいた嫁さんに横からたしなめられた。この時点で僕が解ったのは親父が誰かに騙されて現金を渡したのだろうということだった。こんなことが自分の家族に起こるなんて正直、今まで考えたことはなかった。

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オレオレ詐欺の周到で卑劣な手口

オレオレ詐欺という犯罪

その後、僕は自分の父親に会って話を聞いた。そんな話を信じるなんて…と思いながら聞いていた僕だったが、オレオレ詐欺の手口を聞けば聞くほどあきらめの気持ちが先行していった。それぐらい犯人の手口は卑劣で周到だった。その時の手口を箇条書きにして説明しよう。

 

1.犯行の数日前に「僕」を名乗る男(犯人)から家の電話に連絡があった、内容は携帯を失くしたから。親父の携帯の番号も聞き出して数日後に実家に行くと告げる。

 

2.犯人が実家に行くと指定した日に再び実家に電話があった。内容は「僕」が会社のお金を横領して職場で調査が始まっている。今ならまだ現金を戻せば間に合うから都合してほしい。

 

3.職場で疑われて調査されているのでお金を受け取りに行けない。信用できる友人に取りに行かせるから、指定の場所まで持ってきて欲しい。実家から1時間弱の都内の某所を受け渡し場所に指定する。

 

4.受け渡し場所に行くとバイク便が現金を受け取りに来る。「僕」から依頼されたということで親父は何も疑わずに紙袋に入った現金を渡してしまった。

 

以上が僕の親父が被害者になったオレオレ詐欺の手口だった。文字にすると本当にこれで騙されてしまうのか?という内容だと思うだろう。それについては警察に被害届を出した時に警察官にこう言われた。オレオレ詐欺とか振り込め詐欺に関しては最初の入り口で信じてしまった人は90%がそのまま騙されてしまう。僕の親父はその90%に入ってしまったようだった。

 

親父は僕の為に嘘をついた

ひとりぼっち

オレオレ詐欺の被害額は400万円だった。年金暮らしの僕の親父にとってはかなりの大金に違いなかった。普段、派手にお金を使うような生活をしない親父が手元にそんな大金を持っているはずもなく、被害に遭った当日は銀行に現金を下ろしに行ったそうだ。

銀行で止められなかったのかと尋ねると「振り込め詐欺の可能性はないですか?」と窓口の女性に止められていた。その時に親父は「子供が家を買う事になったので頭金が必要で」と嘘をついたと言う。僕の親父は息子と違って冗談でも嘘を言うタイプではない。

都内になんか滅多に外出することはない親父が、真面目だけが取り柄の親父が息子の為に銀行で嘘をついてまで大金を抱えて電車に乗っている姿を想像してみたら、僕は目頭が熱くなるのを堪えられなかった。

 

僕にはもう、親父を責めることはできなかった。

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それまで詐欺は他人事だった

今までにも友人の親がバカ高い浄水器を買わされてしまったり、友人の彼女がネットワークビジネスにハマってしまったなどという詐欺に近い事件は周りで起きていた。けれどもそれはどこか他人事で、人から聞いてもニュースを見ても実感が沸くものではなかった。

オレオレ詐欺などの犯人からすれば、僕みたいなタイプの人間や家族はカモだったのだろう。きっといつだかの卒業アルバムか何かから電話番号を知って、闇雲に電話をかけて当たりを探したのだと思う。

 

「オレオレ詐欺を防ぐのは、オレだ」

政府広報が制作したCMがある。カンニング竹山が主演の「オレオレ詐欺を防ぐのは、オレだ。」だ。このCMが公開されたのと僕の親父が被害者になったのとどちらが早かったかは覚えていない。

親父が詐欺に遭うという経験をした今の僕には、このCMの言いたい事がとても良く解る。銀行の店員が善意で警告を鳴らしても止めることはできなかった。物語としてよく出来ているが、このCMの最も重要な部分はこれだと思う。

 

自分の家族は自分が守るしかないという事だ。

 

オレオレ詐欺の犯人は善意で形成される社会セーフティネットなど大して機能しないことも織り込み済みだったのだろう。

 


主演・カンニング竹山×監督・犬童一心×楽曲・吉田山田 詐欺被害に遭った母親との電話でハッと気付く… 「オレオレ詐欺を防ぐのは、オレだ。」

 

僕が取ったオレオレ詐欺対策

オレオレ詐欺対策

この事件があった後に僕は実家に戻ることにした。僕達はまだ家も買っていなかったし、親父のことが心配だった。400万円は大金だけど、少し時間があれば僕に稼げないほどの金額でもない。それまで家賃を月に15万くらいは払っていたし、詐欺事件をきっかけに親孝行の時間を作ろうと思った。と、偉そうに言ったけれど全て嫁さんからの提案だ。

オレオレ詐欺が発覚した後も僕の嫁さんは終始冷静だった。起きたことを悔やんでも手遅れなんだから今後の事を考えなさい、と。どうやら僕は素晴らしい嫁さんをもらっていたらしい。

実家に戻ること以外に僕が取った詐欺対策はこうだった。

 

・親父と電話をする時は必ず合言葉を言う

・実家にかかってくる電話は「録音されます」という警告を発する

 ・親父の通帳を預かる

・親父の携帯電話の番号を変更する

・友人達に詳細を話す

 

最後の「友人達に詳細を話す」はこれ以上被害を拡げない為だ。恥ずかしい話なのかもしれないが、振り込め詐欺の犯人の手口は必ず盲点をついてくる。今でも犯人を捕まえて殴り倒してやりたいが、周到な手口から考えると警察が逮捕できる確率は低いだろう。だから僕がこの話を友人にしたり、こうしてブログに書いたりするのはささやかな犯人グループへの抵抗なのだ。

これは友人に必ず言うようにしている事だが、読者の皆さんにも言いたい。

オートロックのかかっているマンションであろうと、頻繁に行き来している家族であろうと奴らは手を変え品を変えてあなたの家族を騙しに来るだろう。そんな時に家族を守れるのは自分しかいない。僕と同じ轍を絶対に踏まないで欲しい。

 

我が家のオレオレ詐欺対策

ちなみに電話機に設置したのはこんな機械だ。

・降込め詐欺見張り隊

この商品の特徴は呼び出し前に「この電話は振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため、会話内容が自動録音されます。」とアナウンスを流し、振り込め詐欺を抑止する。

更に会話内容を自動的に録音する機能が付いている。詐欺師達はわざわざ危険な橋を渡らないのでこの商品を装備することで、振り込め詐欺のターゲットになる可能性はグッと低くなると言えよう。

 

・STOP振り込め詐欺トイレットペーパー

 

これは振り込め詐欺の対策や注意喚起がプリントされたトイレットペーパーだ。まとめて買って実家で使ってもらえば、効果がありそうな気がする。

 

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どうしても忘れられない笑顔

家族の絆

この一件でどうしても忘れられない事がある。400万円だって?もうとっくに忘れた。僕の計算では仕事の昇給とプライベートでほとんど回収している。僕がどうしても忘れられないのは親父の笑顔だ。

僕が親父との電話でオレオレ詐欺に気づいた後、親父と待ち合わせした時のことだ。嫁さんからは「お義父さんを絶対に責めないように」と言われていたが、僕は憤っていた。「僕が犯罪?なんで僕を信頼しなかったんだ?」と言おうと思って親父を待っていた。

待ち合わせ場所に現れた親父は少しバツが悪そうに、でも笑顔で僕にこう言った。

 

親父「いやあ、騙されちゃったよ。でも本当の事じゃなくてよかった。」

 

本当は自分が一番ショックを受けているはずなのに笑顔でそう言う親父を、僕は溢れてくるものを堪えるのが精一杯で直視することができなかった。今思えばあの笑顔が僕の親父のプライドで家族の絆を象徴するものだったのだろう。

 

僕は自分の子供に対してここまで愚直に愛情を注げるのだろうか?

 

あの日の親父の笑顔を見てそう感じた。僕はこれからの人生で父親としての自分に問い続けていくのだろう。

 

あとがき

最後まで読んでくれて本当にありがとう。あなたに僕からひとつだけお願いがある。それは今すぐ実家の両親に電話を1本してほしいという事だ。理由なんてなんでもいいし、何ならこのブログを読んで「ちょっとバカな奴の話を聞いてさ」でもいいと思う。もし、それをしてくれるならば僕の犯人へのささやかな抵抗は成功したことになるから。

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