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僕の知ってる女の子が北朝鮮と決別した日~突然の告白から国籍を変更するまで~

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「金正男暗殺、北朝鮮の仕業か?」とか「北朝鮮でミサイル発射」そういった類の北朝鮮のニュースを聞くたびに思い出すことがある。僕が自分の無力さを思い知らされて、生まれ持った運命というものがあるというを痛感した出来事だ。日本という国で生まれ育った僕には到底理解しきれない状況を勇気を持って告白してくれた友人の寂しげな笑顔。僕が初めて国際情勢をリアルに感じた時の記憶について語りたいと思う。

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ハワイの結婚式に招待される

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あれはもう15年くらい前の話だっただろうか。地元の友達がハワイで結婚式を挙げるので式に参加する為にハワイに行く計画を練っていた。当時20代の僕はもちろん陸マイラー活動なんかしていないので、旅行会社のパンフレットをたっぷり集めてどのツアーにするか悩んでいたと思う。新郎も新婦も地元で公認のカップルだったので、男女問わず共通の友人や先輩が何人か行くことになった。

全部で10人くらいだったので僕が幹事のような役回りをすることになった。でもその当時の僕はハワイには1度しか行ったことがなかったし、まだ若かったのでできるだけ安くしたいと思いHISとかの安いツアーを探していた。ちなみにハワイにはその後も1度くらいしか行ってない。

招待されてからは時間が合えば皆でファミレスに集まってどんな風にお祝いしようかとかハワイで式以外でどこに行こうかなんて話に花が咲いた。僕は全然気づかなかった、その場に浮かない顔をしている女性が居たかもしれないってことに。

 

即席幹事の僕はツアーに参加する友人のパスポートナンバーなどを控える必要があった。1人ずつコピーをもらったり、希望のホテルを聞いてリストを作っていたのだが締め切りを過ぎても返事が返ってこないカップルがいた。高校時代から仲良くさせてもらっているA先輩とその彼女だった。

A先輩に催促の電話をすると何か口ごもるように「ごめんよ、もう少し待ってくれない?」と言われた。申し込み期限も近いので早くしてほしい旨を伝えながら「のんびりした人だから仕方ないか…」なんて思っていた。それよりも久しぶりに「ハワイに行ける~」という高揚感が優っていたのだろう。

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突然のキャンセル、幹事失格か?

その翌日、A先輩から呼び出しの電話がかかってきた。待ち合わせ場所に行くとA先輩とその彼女のB子さんがいた。僕らは一緒にスノボーに行ったりする仲だったので気心は知れていたと思う。なのに突然謝られた。

 

B子「はにゃおくん、せっかく幹事してくれてるのにごめんね」

 

はにゃお「え?別にまだ大丈夫ですよ、締め切りまでには時間があるし」

 

B子「今回のハワイは私達、自分達で予約することにしたの。だから引き延ばしてごめんなさい」

 

A先輩「色々ありがとうな、現地で集合しようぜ」

 

はにゃお「そうですか、それならいいですけど…」

 

僕は何でわざわざ別に行くのか解らなかったが、あまり気にしなかった。人に教えたくない格安ルートで行くのか、日程がずれていてこちらに手間をかけないようにしてくれたのかなあ…と思ったくらいだった。いずれにせよ、僕が幹事失格だから…とかでは無さそうなので安心した。

その後、ハワイでの結婚式は楽しく行われた。僕もA先輩とB子さんも参加したそれは、定番の海沿いの教会で行われる素敵な式だった。リハーサルにも参加するので同じ流れを2度見るハメになって睡魔との戦いだったけど、ハワイの結婚式とはそういうものらしい。(友人談)

その時のハワイの結婚式について記事を書いている。詳しくはハワイの結婚式の体験談~憧れのハワイ挙式での失敗談とは?を読んでみてほしい。

www.hanayao.xyz

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友人は北朝鮮国籍だった

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ハワイの結婚式から2年くらいたって、いよいよA先輩とB子さんが結婚することになった。僕は2次会の幹事を頼まれたのでもちろん快諾した。その打ち合わせの最中に突然、衝撃の事実を告白されたのだ。

その内容は鮮烈だった。B子さんの国籍は北朝鮮だという。ハワイにみんなで行った時はアメリカが北朝鮮を「悪の枢軸」と呼んだ少し後。B子さんのパスポートは北朝鮮のパスポートらしい。その為、当時ハワイ(アメリカ)に入国する為のビザはHISのようなところは引き受けてくれなかったそうだ。

引き受けてくれる旅行会社にすら「時期的に難しいかもしれない」と言われていたらしい。それが僕と一緒に行けなかった理由だそうだ。ちなみにB子さんは日本で生まれ日本で育った、北朝鮮で暮らした事はないし住みたいとももちろん思わないと話してくれた。

 

テレビの中の話とが友人には現実だった

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そして話はさらに驚く方向へ進む。つい最近、B子さんはニュースでしか聞いたことがない万景峰号に乗って北朝鮮へ行ってきたと言う。街の入り口では警官が目を光らせる中、金日成の銅像の前で泣きまねをしなければならなかったそうだ。僕にとってテレビの中だけの世界が友人には現実の世界だった。

B子さんが何故、ほとんど行ったことがない北朝鮮に行ったかというと、今回の結婚を期に日本国籍になるからだと説明された。そうなればおそらく自分が生きてるうちに北朝鮮の土を踏むことはないだろうから親戚へ最後の挨拶をするために行ったそうだ。

 明るい普通の女の子のB子さんがそんな事情を抱えていたとは思ってもみなかった。僕は北朝鮮のニュースを見るとこの話を思い出す。細かい部分は忘れたけれど、全てを僕に話した後の彼女の寂しそうな笑顔は今でも忘れられない。

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金正男氏が殺害されたのはこの本の出版が原因か?著者がAmazonのレビューで思い切り叩かれている。真意は解らないがレビューを一読する価値はあると思うのでリンクを上げておく。

 

2人のその後

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その後、2人は予定通り結婚してB子さんは日本国籍となったようだ。僕が幹事をとして仕切った2次会は僕がそれまでやってきたどの2次会よりも盛り上がったと思う。我ながら「会心の一撃」と自分を褒めてあげたい出来栄えだった。

先輩夫婦には今でも時々会う事がある。でも北朝鮮の話なんかするわけもないし、子供たちに囲まれて幸せそうな2人を見ると、僕は「そんなことどうでもいいか…」と思うのだった。

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