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ロンドン駐在員が語る現実「テロの危険と向き合う方法」とは?

ロンドン橋

あなたはテロの脅威を身を持って感じたことがあるだろうか?僕はまだ無い。地下鉄サリン事件の時は「怖いけどテレビの中の話」という風に感じていたし、北朝鮮のミサイルも本当は危険だと分っているものの、なんの心構えも出来ていないのが実情だ。

だけど先日起きたロンドン橋のテロ事件は僕に今までとは違う印象を与えた。それは僕が仲良くしている後輩がロンドンで駐在員をしていること、そしてテロの現場がこないだ2人で訪れた場所だったからだ。僕の後輩は日々、テロの危険や恐怖と向かい合って生活をしている。そんな彼の覚悟やテロと向き合う方法を語りたい。

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日常生活とテロの脅威

ロンドン街並み

僕は最近、ロンドンを二回訪れている。その時、日本企業のロンドン駐在員として働く僕の後輩は二回とも不慣れな僕の案内役を務めてくれた。観光地や美味しいレストラン、イギリスの考え方を教えてくれる彼と僕は夜通しこれからの人生について熱く語り合ったりした。

後輩はロンドンの中心地、シティ・オブ・ロンドンという地区のオフィスで働いている。日本で言うと兜町みたいな場所だろうか、金融の中心地だ。後輩が仕事の合間に僕を連れて行ってくれた場所、それがロンドン橋を渡って行くバラ・マーケットだ。(後輩はボロ・マーケットと呼ぶ)

バラマーケットは様々な食材や屋台が並ぶ、ロンドン市民の胃袋というような場所でロンドン旅行には欠かせない観光地だ。コスパの良さに後輩は週に2,3回はバラ・マーケットに脚を運んでいたらしい。

そして先日、ロンドン橋からバラ・マーケットの辺りでテロが起きた。彼が日常生活で利用する道路、昼食を食べる店の付近でテロが起きたのだった。

 

テロ直後の意外な反応

意外な反応

ロンドン橋でのテロのニュースを知ってすぐに、僕は後輩の安否を確認する為に連絡をした。後輩はもちろん無事で、友人がロンドンブリッジで足止めされた話などをしてくれた。僕の「大丈夫か?怖くないか?」という質問に対して後輩はこう答えた。

 

「先輩、僕はもう慣れましたよ」

 

後輩はロンドンでテロが起きたのは初めてではないという事、そして自分はある程度はテロに遭うかもしれないと覚悟を決めていることを話してくれた。それはまるで交通事故に遭う事を話しているように僕には感じられた。確かに彼の言う通り、テロに遭う確率は交通事故に遭うそれよりも遥かに低いのかもしれない。

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同じ日本人でも違う反応を見せる

その後、僕が見たニュースではロンドン橋のテロについて、こんな内容が報じられていた。ロンドン在住の留学生の男性に取材をしたとの事だが、僕の後輩とはずいぶん対象的な反応をしている。

 

バラ・マーケット近くに住む留学中の男性(25)は読売新聞の取材に、当時の様子を生々しく証言した。

事件当時、自宅にいた男性は、警察車両のサイレンや上空を飛行するヘリコプターの音で異変に気づいた。「多くの人が走る騒がしい音や銃声のような音がした」

何が起きているのか、すぐには分からなかったが、BBCのツイッターで事件を知ったという。事件から一夜明け、外に出ると、大通りを武装した警察官が監視し、ロンドンブリッジ駅も立ち入り禁止になっていた。男性は「まさかこんな近くで事件が起こるとは。とても怖い」と取材に答えた。

「まさかこんな近くで」現地邦人ショック・不安 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

 

この違いはなんだろう?と考えてみると、後輩と留学生では海外に移住するという事に対して腹のくくり方が違うという事に気づいた。留学生がどうこうではなく、僕の後輩はロンドンで駐在員生活に並々ならぬ覚悟を決めていることを思い出した。

 

ロンドンという都市について

ロンドンは人種のるつぼ

海外旅行などでロンドンに行った事がある人なら解るとは思うが、ロンドンの街は物凄い人種のるつぼになっている。つまり、僕達がイメージする金髪のイギリス人は半分も歩いていない。アジア系だったり中東系やアフリカ系、その他の色々な人種が交じり合っている。

移民政策を焦点にしてEU離脱の国民投票が行なわれたのは記憶に新しいが、初めて訪れたロンドンで僕は「なるほどな…」と感じた。「移民が増えれば中流階級の仕事は奪われる、でも上流階級は有能な人が増えるから喜ぶんです」と後輩は説明してくれた。

移民が増えると当然のように犯罪も増える。セキュリティ先進国として名高いイギリス・ロンドンではいたる所に防犯カメラが設置されていた。それも数えるのが不可能なくらいの数だ。そんな風にして犯罪が起こり得る環境とそれを抑止する仕組みが同居しているというのが僕がロンドンで感じたことだった。

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駐在員としてテロと向き合う覚悟

覚悟

後輩がロンドンに旅立つ時にこう言っていたのを、僕は今でも鮮明に覚えている。

 

「僕はロンドン駐在にキャリアの全てを賭けます」

 

その時の彼の決意表明を僕は今でも忘れない。人生を賭けて、日々真剣に生きているからこそ、ロンドンではもはや日常と密接な関係にあるテロというものに対して「慣れた」という発言が自然と出るだと思った。

もしかしたら「危険を冒してまで仕事をするなんて…」と言う人もいるかもしれない。 けれども交通事故より低い確率に腰が引けるようでは、現実問題として何かを成し遂げることはできない。現実として後輩はキャリアを全うするしか選択の余地はないだろう。

 

個人がテロに備えるということ

準備する

後輩にテロに対してどう備えているのかと聞いたことがある。 すると「特別な事はしてません、日々細かなことに注意はしてますが…」という返事だった。彼が言う細かなことは結構、深いのでその一部を紹介しよう。

 

・地下鉄は先頭車両には乗らない

列車を攻撃する時のテロリストは先頭車両を爆破する。これはテロの効果を最大限にする為のセオリーだそうだ。よってできる限り後ろの車両を選ぶようにしているそうだ。日本だと最後尾の車両は女性専用だったりするが…。

 

・むやみやたらと人の集まる場所に行かない

不特定多数の人が集まるイベントやお店にはなるべく行かないようにしているとの事。特に宗教関係の集まりはチャリティと言えども参加を避ける。協会やモスクには絶対行かなければならない時以外はなるべく近づかない。

 

・危険を察知したらその場を離れる

例えば電車で変な人が乗って来た時に気になったけど、そのまま座っているような状況に自分を置かない。後輩曰く、いつだか起きた気球が燃えた事件がいい例だと。違和感を感じた時点でアクションを起こせるように準備しておく必要があるとのこと。

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あとがき

ロンドン駐在員の後輩はいつも自分のオフィス(4階)から無傷で飛び降りる方法を考えているという。ロンドンの中心部という場所柄、ビルそのものが占拠されるという可能性も無くはない。今回のテロが起きたロンドン橋から徒歩で5分の地域だ。

僕からするとまるでゴルゴ13のような生活だが、彼にとっては日常の1ページに過ぎないのだった。もちろん「テロに慣れた」という彼でも僕に弱音を吐露したことがある。人生の勝負をかけた国、イギリス・ロンドンで彼が漏らした本音はこうだった。

 

「本当は危険手当てが欲しいんです…」

 

そんな風に弱気な発言をする後輩を想うと、僕はこの世からテロが無くなることを真剣に祈ることしかできなかった。彼が後何年ロンドンで暮らすのか僕は知らないけど、いつかまた元気な顔を見に行こう、そう強く思った。

 

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